扇子の歴史は古く、遡れば8世紀から9世紀頃と言われています。
ルーツを追うと、間違いなく日本が起源となっています。
一方、似た形状と使用用途のうちわは、さらに昔から使われていましたが、これは中国からの伝来と言われており、またエジプトでも古くから使われていたとされています。
平安時代の初期、当時日本にとって紙は大変貴重なものでした。
その代わりに木簡という木片を紡ぎ合わせることによって扇子を作成していました。
当初は扇ぐためというよりかは、記録の役割を担っていました。
木簡に記録を記し、それを束ねて保存していたのです。
それが「桧扇」です。
その後は西洋や中国に輸出されるようになりました。
現在の扇子のような形状になった発端は、中国から逆輸入したものによる影響でした。
鎌倉時代の日本では、まだ片面しか紙が張られていないのに対し、中国は両面を紙で張っていました。
日本はこの文化を吸収して、両面に紙を張ることを覚え、現在の扇子に至ります。
それからは、時代を映す趣あるデザインや、コンパクトに折りたためることから諸外国に大変評判がよく、ヨーロッパにも輸出されていきます。
現在は輸出の量は減り、ほとんどが国内販売となっているため、外国人観光客が日本に訪れた際に購入していく土産物の代表となっています。
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